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sakura

空が青い
風が吹く
日差しは心地よく
僕の心は軽い
一人歩く白い道に
落ちる花の影
鳥の声
遠く人々の笑い声
寄せて返す波
孤独はない
ただひとえに幸福
こんな夢をよく見ます

僕は、穏やかな生活を夢見て
兵士になった
兵士になり、人を殺す
名も知らぬ異国の人を殺す
この国の一時代が、多くの人々の血の上に成り立ったように
この時代も、そう成るのだと信じて
ただ家族と、この国の幸福を夢見、信じて
僕は兵士になった

今、僕はおびただしい血の一つとなって
新たな時代の礎となる
ただひたすらに、この国が幸福であらんことを願って
国の幸福は、家族の幸福であることを信じて
願わくば、その場に僕も居たかった
だけども、それは叶わぬ夢となりました
僕は、この国の土となって
いついつまでも、いつまでも
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マチルダ

戦争に行くんだ、この港から

酒はもういいよ、ちっとも甘くないんだ

それよりも話そう

お前の子供の頃の話でも聞かせてほしい

俺のことはいい

お前の話が聞きたい

ここは煙たいね

さっきからまばたきばかりしちまう

泣きはしないさ

煙たいだけなんだ







夜明け前

空が白んできた


うつろに目覚めて

枕元の煙草をくわえた

煙は薄紫に染まって消えていく


ベッドの中、丸まる細い体

貧しい暮らしの君

寝顔すら青白い


・・・僕の持ち金を、全部

ここに置いていけば

君は幸福になれるだろうか


なんて。


鳥肌が立った

涙もため息もない


ただ手が震えて

床に煙草が落ちた


裸足のまま火を消した

熱い痛み


君は、眉をひそめるだろう

何だってそんなことしたのよ

など言うのだろうね


僕はベッドに寄りかかって

笑って、君を見てる


こんなことを幸福と思う僕は

君を幸福にしてやろうなんて

これっぽっちも思っていないのかもしれない





いっそ、

いっそ、いっそ真っ黒になれたら
どれだけ君を好きだと
伝わるだろう

いっそ、その真っ赤な口紅で
サヨナラの文字
描けたなら
どれだけ君は自由になれるだろう

いっそ、僕を殺すのは
この戦争なのか
それとも嘘なのか

いっそ、君を苦しめるのは
この時代なのか
それとも僕なのか




ナゼ、キミハ、イトモカンタンニ、ハダカニ、

飢えをしのぐためには

寒さに凍えないためには

私は私を何とも思わないことが
一番の方法だって知ったの

自分に価値があるなんて思ったら
ここじゃ、生きていけないの


プロフィール

幸

Author:幸
言葉のリハビリ中

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